ブラック・談志・地震@浅草
雷5656会館ときわホールにて快楽亭ブラックさんの会
「浅草名人伝説“談志・ブラック・貞水”」withマイリルシスタ。
先ず講談の一龍斎貞水さんによる「四谷怪談」。
これはお岩さまの生まれる前、その両親の因縁バナシの段を取り上げていらっしゃり、その部分をちっとも知らなかったわたしは、感心のしっぱなし。
妹は「貞子の生まれる前の、ホラ、『リング0・バースディ』みたいだねぇ」と、オモロイ事を。
続いてブラックさん「真景累ケ淵より豊志賀の死」
実はわたくし、以前からこの「累ケ淵」に、並々ならぬ興味を抱いておりました。と云うのも、週刊モーニングを欠かさず読んでいた頃の連載に、この作品を題材にした現代版コミック「変體累ケ淵ネイキッド」(米餅昭彦/杉元伶一)があり、キョーレツにハマっていたのです。数年前にどうしても読みたくなり探した所、既に絶版。ネット古書店で購入したほどでした。
「真景累ケ淵」は、1日30分ずつ演じても1ヶ月は掛ると云われている、初代・三遊亭圓朝の大作です。ブラックさんの取り上げた「豊志賀の死」は、息子ほど年の離れた若い男に夢中になった浄瑠璃の師匠の嫉妬と情念を描いており、とてもとても他人事とは思えず・・・(苦笑)。でも決して嫌いじゃぁありません。むしろ、こういった人間の「業」と「色欲」に真っ向から対峙した作品をいつの日かモノしたいと思っております。「いつか全段見よう!」と心に決めました。
そして立川流家元であらせられる(笑)、立川談志師匠の高座「堪忍袋」の真っ最中にあの地震が!
本日しょっぱなローテンションに加えて、客席から「聞こえません!」の声が飛び、少々ご機嫌ナナメだった師匠、この揺れで逆にノリノリに~(爆)。
それにしてもケッコウな揺れでした。5656会館の2階席=ビルの6階の高さ、しかもわたしと妹ちゃんの席はいわゆる天井桟敷部分だったので、まぁ揺れる事ユレルコト! それでも席を立とうという気持ちは起こらず、むしろ
「このまま家元と心中しても構わない・・・」
そう思った、しづこ33歳の夏。パタン!(日記を閉じる←出典は『回転人魚』by野田秀樹! ワカル人いるかしらんw?)
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