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喜劇役者

昨日のSMAP×SMAPは特別篇で、「笑い」についての特集でした。稲垣吾郎さんをホストに喜劇人や、歴史的なお笑い番組を手掛けられた裏方さんによる興味深いトークの中、感銘を受けたものがありました。それは「指パッチン!」でお馴染みのポール牧さんが引用した、フランスの劇作家・マルセル・パニョルの言葉。

 -喜劇役者とは、工場から油にまみれて家路をいそぐ人たち、災害で家を失った人たち、親兄弟に先立たれた人たち、そういう人たちに、たとえひとときでも、ほほえみとやすらぎを与えてあげられる者、そういう者たちのことを喜劇役者といい、そうよばれる権利がある-「笑いについて」より

喜劇に限らず、自分も役者、表現者のはしくれとしてこの言葉を聞き、思わずメモをとりました。改めて、なまなかな決心ではお客様の前に立つことはできないなあ、と。
特に「そうよばれる権利がある」という部分に、「自分はそう呼ばれるに足る事が出来ているの!?」と・・・。

わたしは今のところ、性愛を主なテーマとして短歌や小説をものしておりますが、そこにはユーモアが不可分であると思っています。お客様が笑ったり、おもしろいと思ってくださるのは、共感できたり、緊張の後“ホッ”と息がつけるから(いわゆる「緊張」と「緩和」ね)ではないでしょうか。

そんなエンターテインメントの世界で、しかも、わたしにしか成し得ぬ「何か」を提供できるよう、先人の言葉を胸にがんばっていこうと思っています。

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コメント

し~ちゃん、さすがね~。

「緊張」と「緩和」、いい言葉。
このバランス感覚を伝えうるのは、文化であり
文学であり、芸術なのですよね。

ポール牧さん、笑顔を届ける人には、誰が笑顔を
与えてあげられるのか・・・。
今日のニュースはちょっとショックでありました。

投稿: ヨウコ | 2005/04/22 23:14

>ヨウコさま
消息筋に拠れば ポール牧さんは鬱病だったとのこと

僧籍にある方の自殺に大きなショックを受けました
やはり病気はそれほどまでに影響するものかと どなたか近しい方で 一緒に病気と闘って下さる方がいたら、と・・・

遺された者にとっては 身近な人の自殺はやり切れないです 無力感だけを置いていかれてしまう

ご冥福をお祈り申し上げます

投稿: し~ちゃん | 2005/04/23 06:42

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